世の中には幸も不幸もない
自分の好きなシェイクスピアの格言の一つに、
“There is nothing either good or bad, but thinking makes it so.”
「世の中には幸も不幸もない。ただ、考え方でどうにでもなるのだ。」
起きた出来事はその時点で中立(ニュートラル)なのです。その出来事に対して自分で意味づけしているのです。
料理に例えてみると、素材(出来事)の時点では無味(中立)なのです。
その素材(出来事)をどう調理(解釈)するのかは自分次第です。
美味しく(肯定的に捉える)することもできるし、不味く(否定的に捉える)こともできる。
調理スキルの上達させて、美味しい料理を楽しんでいきたいですね!!
ニーバーの祈り
物事には自分の力で変えられることと変えられないことがあります。
過去の失敗をいつまでも引きずったり、人間関係で相手を変えようとしたりするなど、自分ではどうしようもないことに悩むのは残念ですが時間と労力の無駄です。
それに対し、自分の思考や行動は変えることできます。これらにエネルギーを集中させることにより、問題解決の糸口が見つかるようになります。
このことを端的に教えてくれる「ニーバーの祈り」という詩を紹介します。
神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
何かに悩んだり迷っている時に思い出したい言葉です。
自分自身と向き合う時間
自分自身と向き合うために一人の時間を持つことは大切です。
自分の内なる声にじっくりと耳を傾け、
人生に大事なことをは何か?
今悔いが残らない時間を過ごせているか?
自分の人生に与えられた使命は何か?
自分自身に問うてみます。
このように自分自身と向きあう時間を持つことにより、本来の自己を取り戻すことができます。
他人に流されず、人生の舵は自分で切っていきましょう!!
以下の写真はサンフランシスコの南にあるハーフムーンベイの写真です。自分が一人の時間を持ちたいときに訪れるお気に入りの場所です。
感情をコントロールする方法2
前回の続きで感情のコントロールについてです。
負の感情が生じる原因として、こうでなければならないという自分の常識を、人や物事に対して押し付け、過度な期待してしまっていることがあります。
自分の常識が必ずしも相手の常識とは限りません。そもそも異なることの方が多いのではないでしょうか。
自分と相手の常識が異なる状態で相手に何かを期待しても、自分の望むような結果はまず得られません。そのような時に、怒り、不満などの負の感情を感じてしまうのです。
自分の常識は相手の常識と限らないと認識し、相手に過度の期待をしないことで、負の感情に悩まされることが少なくなり、日々のストレスを減らすことができます。さらに、小さなことでも幸せや喜びを感じられるようになるメリットもあります。
アメリカに来た当初は、日本の常識で物事を考えてしまっていたため毎日の生活がストレスで大変でしたが、過度な期待をしなくなって以来、生活が本当に楽になりました。また、本当に小さなことでも感謝できるようになり、お店の店員さんが笑顔で接客してくれただけでも、今日は良い日だったなと思えるようになりました(笑)
感情をコントロールする方法1
恥ずかしながら今まで感情的な言動をしてしまいたくさんの失敗をしてきました。
今回、感情的な言動を防ぐために心掛けていることを紹介します。
感情的な言動を防ぐには
- 感情に囚われそうになっていることに気づく。
- 頭の中で具体的に「今自分は~の感情を抱いている」とセルフトークする。
- その感情を認めてあげて出てきてくれたことに感謝する。
こうすることで第三者目線で自分を俯瞰することができ、感情に飲み込まれることなく冷静に考えられるようになるのではないでしょうか。
今回のをさらに詳しく知りたい方は、以下の本を参照してください。
The Confidence Gap: A Guide to Overcoming Fear and Self-Doubt Russ Harris